在宅透析(在宅血液透析・腹膜透析)
名古屋市中区錦、丸ノ内駅・伏見駅からすぐの当院では、通院透析の枠を超え、患者様の「生活」を第一に考えた在宅透析(在宅血液透析・腹膜透析)に力を入れています。
透析が必要と言われたとき、多くの人が「これまでの生活が壊れてしまうのではないか」と不安を感じます。しかし、在宅透析は「医療機関のスケジュールに合わせる透析」から「自分の生活に透析を合わせる」スタイルへの転換を可能にします。
「自分にできるだろうか」と迷われている方へ、在宅透析がどのような方に適しており、当院がどのようなサポートを行っているか詳しくご案内します。
1. 在宅透析はどんな人に向いている?
在宅透析は、以下のような願いを持つ方にとって、非常に有力な選択肢となります。
- 仕事を続けたい、キャリアを諦めたくない方: 夜間などの自由な時間に透析ができるため、フルタイム勤務や出張が可能です。
- 家族との時間や趣味を大切にしたい方: 通院回数が月1〜2回に減るため、移動や待ち時間の負担が少なくなります。
- 食事の制限を緩め、薬剤を減らしたい方: 十分な透析量を確保することで、厳しい食事制限や水分の制限を緩和、また薬の量の減量ができる場合があります。
- 透析後の体調の変化を少なくしたい方:こまめな透析が実現できるため、透析前後の体調の変化が軽減される方がいます。
- 自分のペースで治療に取り組みたい方: 治療を「自分事」として捉え、自律して生活したいという意欲のある方に適しています。
2. 在宅血液透析(HHD)
〜精通した医師と臨床工学技士が支える在宅血液透析〜
在宅血液透析(HHD)は、ご自宅に透析装置を設置し、患者様ご自身(および介助者)の手で治療を行う方法です。1968年に名古屋で始まった歴史ある治療法でもあります。
- 医学的メリット: 施設透析(週3回)の制約がないため、週4〜6回の「頻回透析」や夜間の「長時間透析」が可能です。ゆっくり時間をかけて除水するため、透析中の血圧変動が少なく、透析後の「ぐったり感」が劇的に軽減されます。
- 優れた予後: 十分な透析量を確保できるHHDは、全死亡率を低下させ、その生存率は献腎移植を受けた方と同等であるという報告もあります。
- 当院の強み: HHDは高度な機器管理と教育が不可欠です。当院には、HHDに精通した医師と、装置のメンテナンスや技術指導に長け、これまでHHD患者さんを多く診てきた臨床工学技士(CE)が在籍しており、マンツーマンで約3〜4ヶ月かけて丁寧にトレーニングを行います。エコーを用いて血管を正確に評価し、安全で痛みの少ない穿刺技術を個別に指導します。
3. 腹膜透析(PD)
〜認定医と経験豊富な看護師による腹膜透析〜
腹膜透析(PD)は、お腹の中にある腹膜という天然の膜を利用して、血液をきれいにする方法です。
- 生活に溶け込む治療: 寝ている間に機械が自動で液を交換してくれる「APD(自動腹膜透析)」を選べば、朝には治療が終わっているため、日中はフリーに動けます。
- 残存腎機能(尿量)の保持: 24時間持続的に透析を行うため、血液透析に比べてご自身の腎臓の残っている機能を残しやすいことが最大の特徴です。これは心血管系への負担軽減や、長期的な生存率において有利に働きます。
- 当院の強み: PD管理には適切な処方設計と合併症の早期発見が重要です。当院には、PDの専門知識を持つ認定医、および手技指導や生活相談に精通した経験豊富な看護師が在籍しています。
4. 当院の「安心」を支えるサポート体制
「家で一人でやるのは怖い」「家族に負担をかけたくない」という不安に対し、当院では以下の体制を整えています。
- ICTを活用した遠隔モニタリング: 腹膜透析(PD)に関しては、ご自宅での治療データを、遠隔でクリニックと共有するシステム(シェアソース)を導入しています。異常の兆候があれば医療者がすぐに察知し、適切な指示を出せるため、「見守られている安心感」を持って治療を続けられます。
- 24時間連絡体制と高度な医療連携:在宅血液透析患者様に関しては夜間や休日も含め、困ったときはいつでも専門スタッフと連絡が取れる体制を整えています。また、名古屋市立大学医学部附属東部医療センター等と密接に連携しており、入院や手術が必要な際も迅速な対応が可能です。
- 介助者の負担軽減(レスパイト): 在宅血液透析はご家族の協力も大切ですが、その負担も真剣に考えています。介助者の方が休息したい時や急用がある際は、一時的に当院で通院透析を受けていただく「レスパイト透析」を積極的に受け入れています。
- 併用療法(ハイブリッド): PDだけでは透析量が不足してきた際、週1回クリニックで血液透析を組み合わせることで、双方の利点を活かし、腹膜を休ませながら長期継続を目指すことも可能です。この治療に関しても当院では対応可能です。
5. 外来受診・ご相談のご案内
在宅透析は、メリットだけでなく、自己管理の責任や相応の負担も伴う治療法です。だからこそ、私たちは単に治療法を説明するだけでなく、あなたが「どう生きたいか」を一番大切にする共同意思決定(SDM)を実践しています。
「今の生活を変えたい」「在宅透析に興味がある」「話だけでも聞いてみたい」という方は、まずは一度お話を聞かせてください。他院で治療中の方の面談も歓迎いたします。
【完全予約制】 透析患者様の安全を守るため、感染症対策として完全予約制としております。
- ご面談のご予約:下記フォームをご記入いただくと、クリニックスタッフから面談の日程調整のメールを送らせていただきます。
是非、ご自身のお気持ちを、お聞かせください。
スタッフ一同お会いできるのを楽しみにしております。
