高尿酸血症・痛風
日本内科学会総合内科専門医である院長が、「高尿酸血症・痛風」について、できるだけわかりやすく、そして詳しくお話しします。
「痛風なんて、足の親指が痛くなるだけの病気でしょ?」
「尿酸値が高いって言われても、痛くないし、大丈夫でしょ?」
そう思っている方が、本当に多いんです。健康診断で「尿酸値が高いですね」と言われても、症状がないからとそのままにしてしまう方が多くいらっしゃいます。
でも、高尿酸血症や痛風は、放置すると腎臓を静かに蝕み、動脈硬化を進め、最悪の場合は透析や心筋梗塞・脳梗塞につながる「静かな病気」でもあります。関節の激痛はあくまで「警告サイン」に過ぎないのです。
この記事では、クリニックに来られる患者さんに向けて、
- 高尿酸血症・痛風とは何か
- なぜ起こるのか(体の中で何が起きているのか)
- 放っておくとどうなるか(特に腎臓への影響を詳しく)
- どんな検査が必要か
- どう治療するのか(薬の選び方や注意点も含めて)
- 日常生活で気をつけること
- よくある誤解
- 当院でどのような診療を行っているか
を、専門用語をできるだけ少なくしながら、ボリュームたっぷりに解説していきます。「自分ごと」として読んでいただけたら嬉しいです。
1. 高尿酸血症・痛風ってどんな病気?
まず、言葉の整理から始めましょう。
高尿酸血症
血液中の尿酸値が7.0mg/dLを超えた状態をいいます。性別や年齢は関係ありません。
尿酸は、私たちの体の中で「プリン体」という物質が分解されてできる最終産物です。プリン体は、細胞が壊れたときや、食べ物から取り入れたときに発生します。体の中で作られた尿酸の約70%は腎臓から尿に捨てられ、残りは腸から排出されます。作られすぎたり、腎臓や腸から捨てきれなくなったりすると、血液中に尿酸が溜まっていきます。
痛風
高尿酸血症が長く続くと、血液や組織液の中に溶けきれなくなった尿酸が、関節の中に「尿酸ナトリウム結晶(MSU結晶)」という針状の結晶として沈着します。この結晶が何らかのきっかけで急に炎症を起こすと、激しい痛みと腫れが出るのが「痛風発作」です。一番多いのが、足の親指の付け根(MTP関節)。「痛くて靴も履けない」「夜中に飛び起きる」「シーツが触れただけでも激痛」といった表現をされるほど、強烈な痛みが特徴です。
痛風は中年男性に圧倒的に多く、女性は閉経後に増えてきます。全国で高尿酸血症の方は約1000万人、痛風の方は約100万人と推計されています。決して珍しい病気ではありません。
高尿酸血症による腎臓への影響は、大きく2つに分けられます。
一つは、白血病などの治療で大量の細胞が壊れたときに急激に尿酸が増え、尿細管を詰まらせて急性腎不全を起こす「尿酸性腎症」。もう一つは、長い間高尿酸血症が続いて尿酸塩の結晶が腎臓の尿細管や間質に沈着して起こる「尿酸塩性腎症」です。痛風腎は後者に入り、狭くは腎臓の中に尿酸塩の沈着を認めた場合を指しますが、最近では痛風に合併しやすい高血圧や糖・脂質代謝異常による腎臓への影響も含めて、広く「痛風腎」と呼ぶことが多くなっています。
2. なぜ尿酸値が上がるのか? 体の中で何が起きているのか
尿酸値が上がる主な原因は、大きく分けて次の3つです。
1. 尿酸が作られすぎるタイプ(産生過剰型・腎負荷型)
体の中で尿酸が過剰に作られる状態です。全体の約10%程度です。
2. 尿酸が捨てきれないタイプ(排泄低下型)
腎臓から尿酸をうまく出せなくなる状態です。これが最も多く、全体の約60%を占めます。加齢や腎臓機能の低下、一部の薬(利尿薬など)が関係します。
3. 両方混ざったタイプ(混合型)
約30%の方がこのタイプです。
最近では、腸から尿酸を排出する力の低下(腎外排泄低下型)という考え方も加わってきています。
尿酸値が7.0mg/dLを超えると、組織の中に溶けきれなくなった尿酸が結晶化しやすくなります。結晶が関節に沈着すれば痛風発作を、腎臓の中に沈着すれば痛風腎を引き起こします。
痛風腎の発症・進行には、高尿酸血症そのものだけでなく、インスリン抵抗性を背景にした高尿酸尿症や酸性尿による慢性間質性腎炎と、高血圧・脂質異常・糖代謝異常による細動脈性腎硬化症が複雑に絡み合っていると考えられています。また、尿酸自体が血管内皮細胞を傷つけ、酸化ストレスや炎症、レニン・アンジオテンシン系の活性化を通じて動脈硬化を進めることもわかってきています。
3. 放っておくとどうなる? 重症化すると怖いこと
ここが一番大事なポイントです。痛風発作は数日〜2週間で自然に落ち着きます。だから「治った」と勘違いする人が本当に多い。でも、関節の中に沈着した結晶は消えていません。尿酸値をしっかり下げて結晶を溶かしきらない限り、また発作は繰り返します。
繰り返すうちに、
- 発作の間隔が短くなる
- 複数の関節に広がる(足関節、膝、肘、手の指など)
- 痛風結節(結晶の塊)ができて、関節が変形する
- 日常生活に支障が出る(歩くのがつらい、仕事に集中できないなど)
という経過をたどります。痛風結節は耳の軟骨や肘、アキレス腱などにもできることがあり、ひどい場合は皮膚が破れて白い結晶が排出されることもあります。
さらに怖いのは、腎臓への影響です。
高尿酸血症が長く続くと、腎臓の髄質(中心部)に尿酸塩の結晶が沈着し、「痛風腎」という状態になります。痛風腎では、糸球体(フィルター)より先に髄質の機能が障害されやすいのが特徴です。そのため、
- 最初は尿を濃くする力が落ちる(夜間に何度もトイレに起きる、昼間も尿量が多い、最高尿比重や尿浸透圧が低下する)
- 高度の蛋白尿は出にくい
- クレアチニンクリアランス(腎機能)は進行してからでないと下がりにくい
- 徐々に腎臓全体の機能が低下する
- 最終的には慢性腎臓病(CKD)から透析が必要になることもある
という経過をたどります。当院の経験でも、痛風患者さんの約14%にすでに腎機能低下が見られるというデータがあります。痛風に高率に合併する高血圧と相まって、腎機能低下は徐々に進行しやすいのです。
また、高尿酸血症は高血圧・脂質異常・糖尿病・メタボリックシンドロームと強く関連しています。尿酸そのものが血管の内皮細胞を傷つけたり、酸化ストレスや炎症を引き起こしたりして、動脈硬化を進めることもわかってきました。つまり、痛風は「足の病気」ではなく、「全身の血管と腎臓を傷つける病気」なのです。
「痛風は昔あったけど、今は痛くないから放置していたら、気づいたら腎機能が半分になっていた」という患者さんは、決して少なくありません。早期に手を打てば防げるケースがほとんどです。
4. どんな症状が出るのか? 見逃しやすいポイント
典型的な痛風発作は、
- 中年男性に多い
- 24時間以内にピークに達する激しい痛み
- 足の親指の付け根が赤く腫れ、熱を持つ
- 数日〜2週間で自然に軽快する
- 発作と発作の間は無症状
という特徴があります。母趾MTP関節が約70%を占め、足関節、足背、アキレス腱、膝など下肢に多く、まれに手や肘にも起こります。
しかし、実際には「典型的ではない」ケースも多いのです。
- 発作中に尿酸値が一時的に下がってしまうことがある(「今は正常だから痛風じゃない」と誤解されやすい)
- 女性や高齢者では、手指の関節に結節ができやすい(特に利尿薬を使っている方)
- すでに慢性化していると、痛みがマイルドで気づきにくい
- 尿路結石を合併している方が20〜30%いる(背中や脇腹の激痛、血尿など)
また、痛風腎そのものには特有の症状が少なく、倦怠感、むくみ、貧血、高血圧など、慢性腎臓病に共通する症状が徐々に出てくるだけです。だからこそ、症状が出てからでは遅いのです。
5. どんな検査をするの? 当院での流れ
診断と治療方針を決めるために、以下の検査を組み合わせて行います。
1. 血液検査
尿酸値だけでなく、腎機能(クレアチニン、eGFR、シスタチンC)、肝機能、血糖、HbA1c、脂質、炎症反応、貧血の有無などをまとめて確認します。発作中は一時的に尿酸値が下がることがあるので、過去の健診結果も参考にします。
2. 尿検査
尿中の尿酸排泄量や、尿の酸性度を調べます。これにより、尿酸が作られすぎているのか、捨てきれなくなっているのか(病型分類)をある程度推測できます。スポット尿(その場で採る尿)でも簡易的に評価可能です。尿中尿酸/クレアチニン比が0.5未満なら排泄低下型を疑います。
3. 腎臓の超音波検査
痛風腎では、腎髄質が通常より白く映る(hyperechoic medulla)ことが多く、これが痛風腎を支持する所見の一つとなります。腎臓の大きさや形、結石の有無、血流の状態も同時に確認します。尿酸はX線を透過するため、単純レントゲンでは沈着や結石を見つけにくい点も覚えておいてください。
痛風腎の診断は、高尿酸血症や痛風の長い病歴と、上記の臨床所見・検査所見を総合して、他の病気を除外した上で行います。鑑別としては、腎髄質石灰化症(尿細管性アシドーシス、副甲状腺機能亢進症、バーター症候群など)や、コレステロール肉芽腫、サルコイドーシスなどが挙げられます。
これらの検査は、ほとんどが外来で短時間で行えます。「痛い検査ばかり」ということはありませんので、安心してください。
6. 治療の基本方針
治療は大きく3つに分かれます。
(1)痛風発作が起きたときの治療
できるだけ早く炎症を抑えることが大切です。「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版」でも、NSAIDs・グルココルチコイド・コルヒチン(低用量)のいずれかを、経過や重症度、合併症、併用薬を考慮して選ぶとされています。
- NSAIDs(消炎鎮痛薬)を十分な量で短期間使う(例:ナプロキセンを初日に多めに使い、その後常用量に減量する「パルス療法」など)
- コルヒチンを低用量で使う
- ステロイドを使う
腎機能が悪い方や高齢の方、胃潰瘍の既往がある方、抗凝固薬を使っている方は、NSAIDsが使いにくいので、ステロイドを選ぶこともあります。コルヒチンはCYP3A4やP糖蛋白を介した薬物相互作用に注意が必要です。
ポイントは、「発作が治まったらすぐ薬をやめる」ことと、「発作中に尿酸を下げる薬を急に始めない・やめない」ことです。発作中に尿酸値を動かすと、かえって症状が悪化することがあるからです。尿酸降下薬を服用中に発作が出た場合も、薬は継続して、発作治療を上乗せします。
(2)尿酸を下げる治療(尿酸降下療法)
発作を繰り返さないために、血清尿酸値を6.0mg/dL以下に維持することが目標です。痛風結節がある場合は、さらに低く(5.0mg/dL以下)を目指すこともあります。結晶の溶解限界は約6.4mg/dLとされ、それより低く保つことで結晶を徐々に溶かし、発作を防ぎます。
無症候性高尿酸血症の場合、薬物療法の開始は血清尿酸値8.0mg/dL以上を一応の目安とし、特に腎障害・尿路結石・高血圧・虚血性心疾患・糖尿病・メタボリックシンドロームなどの合併症がある場合に検討します。9.0mg/dL以上なら無症候でも開始を考えることがあります。
使う薬は主に2種類です。
1. 尿酸生成抑制薬(フェブキソスタット、トピロキソスタット、アロプリノールなど)
体の中で尿酸を作るのを抑えます。腎臓が悪い方でも比較的使いやすい薬が増えています。アロプリノールは腎機能に応じて量を調整する必要があり、HLA-B*5801を持つ方(日本人の1〜2%)では重い皮膚障害のリスクが高まることが知られています。フェブキソスタットやトピロキソスタットは中等度の腎障害でも常用量を使えることが多いです。アザチオプリンやメルカプトプリンとの併用は禁忌または注意が必要です。
2. 尿酸排泄促進薬(ドチヌラド、ベンズブロマロン、プロベネシドなど)
腎臓から尿酸を出しやすくします。ただし、尿路結石がある方や腎機能がかなり落ちている方には向きません。ベンズブロマロンは稀に重い肝障害を起こすことがあるため、開始後少なくとも6か月間は定期的な肝機能検査が必須です。ドチヌラドは比較的新しい選択的尿酸再吸収阻害薬で、肝への負担が少ないとされています。
最近は「尿酸排泄低下型でも生成抑制薬が有効」「生成抑制薬と排泄促進薬の併用も有効」という考え方が広がっています。大事なのは、少量から始めて、徐々に目標値まで下げていく**こと。急に下げると、かえって発作を誘発することがあるからです。
治療を始めてからも、定期的に血液検査で尿酸値と腎機能を確認し、薬の量を調整していきます。CKD患者さんでは、尿酸低下療法が腎機能悪化を抑制する可能性が示されており、条件付きで推奨されています。
(3)発作予防(コルヒチンカバー)と尿路管理
尿酸降下薬を始めた直後は、結晶が動きやすくなって発作が出やすい時期です。その時期に低用量のコルヒチンを3〜6か月併用することで、発作を予防します(ガイドラインでも条件付き推奨)。特に尿酸値が非常に高い方や、すでに結節がある方には積極的に行います。
また、痛風腎の増悪防止や尿路結石の抑制には、尿路管理が重要です。
- 尿中の尿酸濃度を下げるために、低プリン食と尿酸生成抑制薬で排泄量をコントロールし、十分な尿量を確保する
- 尿中の尿酸の溶解度を上げるために、酸性尿を是正する(尿のアルカリ化)
飲水励行は基本中の基本です。
7. 薬だけに頼らない生活習慣の見直し
薬は大切ですが、生活習慣が土台です。ここを疎かにすると、薬の効果が十分に出ません。ガイドラインでも、無症候性高尿酸血症に対する食事指導は「実施する」ことが推奨されています。
- 水分をしっかり取る*
1日2リットルを目安に。特に夏場や運動後は意識して。尿を薄めて結石を防ぎ、尿酸の排泄を助けます。
- プリン体の多い食事を控える
レバーやモツなどの内臓類、干物、一部の魚介類(イワシ、アンコウの肝など)は特に注意。完全禁止ではなく、「頻度と量を減らす」が現実的です。
- 果糖の摂りすぎに注意
清涼飲料水、甘いジュース、フルーツジュースの飲みすぎは尿酸値を上げやすいです。糖質の過剰摂取は血清尿酸値上昇や痛風発症頻度増加と関連が示されています。
- アルコールは控えめに
特にビールはプリン体も多く、尿酸値を上げやすいです。日本酒や焼酎も飲みすぎは禁物。飲むなら適量を守り、水分をしっかり取りながら。
- 適正体重を維持する
急なダイエットは逆に尿酸値を上げることがあるので、徐々に減らすのがコツです。肥満・過体重の解消は大きな目的の一つです。
- 適度な運動
有酸素運動(ウォーキング、軽いジョギングなど)がおすすめです。激しい無酸素運動は一時的に尿酸値を上げることがあります。
8. よくある誤解と正しい知識
- 「痛風は男の病気」→ 閉経後の女性にも増えています。利尿薬を使っている女性は特に注意。
- 「発作が治まればもう大丈夫」→ 結晶は残っています。再発防止が本当の治療です。結晶は年単位でゆっくり溶けていきます。
- 「尿酸値が高いだけで症状がなければ治療不要」→ 腎臓や血管への影響を考えると、8.0mg/dL以上で合併症がある場合は治療を検討すべきです。
- 「薬は一生飲み続けないといけない」→ 生活習慣をしっかり改善できれば、量を減らせる可能性もあります。ただし自己判断でやめるのは危険です。
- 「痛風の薬を飲むと腎臓に悪い」→ むしろ適切に尿酸を下げることで腎臓を守れるケースが多いです。CKDガイドラインでも条件付きで推奨されています。
- 「発作中に尿酸降下薬をやめていい」→ やめてはいけません。継続して発作治療を上乗せします。
9. こんな方はぜひ一度ご相談を
- 尿酸値が7.0mg/dLを超えていると言われた
- 過去に痛風発作を起こしたことがある
- 足の親指や関節が急に腫れて痛んだことがある
- 腎機能が少し下がっていると言われた
- 尿路結石の既往がある
- 高血圧・糖尿病・脂質異常を合併している
- 「痛風の薬を飲んでいるけど、尿酸値がなかなか下がらない」
- 家族に痛風や高尿酸血症の人がいる
- 夜間頻尿や尿量の増加が気になる
これらに当てはまる方は、一度専門的な評価を受けることをおすすめします。
特に腎臓内科の視点から見ると、「痛風がある=腎臓がすでに傷ついている可能性がある」という意識で診ています。早期に介入すれば、腎臓を守れる確率がぐっと上がります。血清尿酸値の管理が困難な方や、発作を頻発する方は、専門医への相談も検討してください。
10. 当院での診療について
当院では、高尿酸血症・痛風を「関節の病気」としてだけでなく、「腎臓と全身の血管を守るための病気」として総合的に診ています。
初診では、これまでの経過を丁寧に伺い、必要な検査を行い、結果をその場でわかりやすく説明します。「なぜこの薬が必要なのか」「どのくらいの期間続けるのか」「生活で何を気をつければいいのか」を、患者さんと一緒に考えながら決めていきます。
薬の副作用や飲み合わせ(特にコルヒチンやアロプリノール、生成抑制薬と免疫抑制薬の相互作用など)についても、しっかり説明しますので、不安なことがあれば遠慮なく聞いてください。尿路管理や食事指導も含め、長期的にサポートします。
最後に
高尿酸血症・痛風は、「痛いときだけ治療すればいい病気」ではありません。静かに腎臓と血管を傷つけ、気づいたときには取り返しのつかない状態になっていることがあります。痛風腎は高血圧と相まって徐々に進行し、末期腎不全に至ることも少なくありません。
でも、正しく診断し、適切に尿酸値をコントロールすれば、発作を防ぎ、腎臓を守り、健康寿命を延ばすことができます。早期に対応すれば対応するほど、治療はシンプルで効果的です。ガイドラインでも、生活指導を基本に、必要な方には薬物療法を丁寧に行うことが示されています。
「自分は大丈夫かな?」と思った方は、ぜひ一度当院にご相談ください。検査結果を一緒に見ながら、あなたの体の状態をわかりやすく説明し、無理のない治療計画を立てていきます。
一緒に、腎臓と体を守っていきましょう。
院長
